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2015/04/01

左手にはめたミズノのグラブをじっと見つめる

ゲーム前のベンチ。左手にはめたミズノのグラブをじっと見つめながら、その感触を確かめる田中将大の姿が必ずある。精神を集中し、これから始まる戦いの「相棒」に語りかける。それは、田中のこだわりが具現化されたグラブへの信頼の証でもある。

硬さ、張り、キメ---素材へのあくなき追求心

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グラブの素材としては、生後6ヶ月~1年の牛の革を使ったキップと、生後2年以上たった牛の革であるステアの2種が主流をしめる。両者を比較すると、キップは適度なやわらかさを持ち、張りがあり、田中は高校時代からずっとキップを使用し続けている。だが、一口にキップといっても、天然皮革であり個体差が出てくるのだが、その中で、キメが細かく、表面にツヤがあり、しっとりとしているものを田中は厳選する。
ミズノが田中の志向を反映したものを作り、その中から田中が自身の感性で採用するモデルを決めていくのだ。田中が厳しい要求をするのも、ミズノのグラブ作りのポテンシャルを理解しているからこそ。だから今シーズンも、田中はこのミズノのグラブと戦いを挑む。

力が乗るボールに隠された指袋の秘密

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右投げの投手の場合、グラブを持った左手の使い方は、投球において重要なポイントとなる。そして、左手がスムースに使えるか使えないかは、グラブによるところが大きいのだ。適切な重量はフォームの安定感を生み、ストレスを感じないフィーリングの快適さはリリースの際にボールへ力を乗せることができる。今シーズンの田中のグラブは、指入れ部分が進化した。
田中からの「もっと自然に左手に力が入るように」という要求に対し、左手の形状のデータ収集を徹底的に行った末、ミズノは小指の指袋に小指と薬指の2本が収まる仕様にカスタマイズし、田中が大切にするナチュラルな感覚を実現した。外野手用のグラブに多いこの仕様の採用こそが、田中の安定感あふれるピッチングをさらにレベルアップさせるのだ。

攻めるデザインが田中の存在感を際立たせる

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2014年の年末から15年のスプリングトレーニングまで、田中をサポートするミズノチームはデザイン上の試行錯誤を重ね、バックスタイル、ウェブのデザインを一新。型押し革を使用したオリジナルバックスタイルは独創的であり、新しい田中のアイコンになっている。そこに到達したのは、田中の「野球を見ているすべての野球ファンが憧れる用品を」というプロ意識によるものだ。また、今シーズンよりプラチナのミズノプロロゴマークを採用。ここには、世界最高峰の場で戦う田中への完璧なサポートを約束するとともに、彼への敬意を表す、というミズノの思いが込められている。
ミズノは今シーズンも田中と一身となり戦い続ける。

2015/04/01